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過去の公演 1992〜2001

21.“途切れたレール”   −解雇無効確認請求事件 21.“途切れたレール”   −解雇無効確認請求事件
バブルの崩壊に伴い、2人の会社員にリストラの風が吹いた。しかし2人は、そのリストラの基準に納得できなかった。
【実行委員長・・・石井剛】
22.“新しい夫婦の姿を求めて”   −氏名権侵害妨害排除等請求事件 22.“新しい夫婦の姿を求めて”   −氏名権侵害妨害排除等請求事件
武田恵は結婚後、遠藤恵となったが、世間には武田恵の方が広く知れ渡っているので、旧姓をそのまま使い続けたいと、彼女の働く、国立大学に申し入れた。しかし、公務員の法律遵守義務を盾に拒否されてしまった。
【実行委員長・・・小高友成】
23.“霧の中の少年たち”   −殺人・同未遂・死体遺棄被告事件 23.“霧の中の少年たち”   −殺人・同未遂・死体遺棄被告事件
その日、2人の少年が川べりを歩いていた。そのとき、前から来た自転車にベルをならされた2人は怒りを覚え、自転車に乗っていた佐藤は暴行を受け、止めに入った会社員も同様に暴行を受け、佐藤は死亡、会社員も重体となった。
【実行委員長・・・藤森康隆】
24.“名誉毀損−暴く者・暴かれる者−”   −損害賠償等請求事件 24.“名誉毀損−暴く者・暴かれる者−”   −損害賠償等請求事件
連続放火事件の容疑者として1人の男が逮捕された。週刊誌日本ウィークは、この男の追跡取材を行い、紙面に掲載した。ただその内容は、事件に直接関係のない部分にまで及んでいた。
【実行委員長・・・星享】
25.“すれ違った心”   −誤想過剰防衛 25.“すれ違った心”   −誤想過剰防衛
利恵は、勤務先から帰宅し、部屋に入ろうとしたところ、後ろから昔つきあっていた永野に声をかけられた。
永野は昔、覚醒剤をやっており、更正を願う利恵の通報により逮捕され、刑期に服していたのだ。
その永野が突然現れ、復讐しに来たと思った利恵は、護身用のナイフで永野を刺殺してしまうのだった。
【実行委員長・・・宮本章吾】
26.“尊厳死−意識なきものの意思−” 26.“尊厳死−意識なきものの意思−”
交通事故の後遺症により、植物状態となってしまったある会社員をめぐり、尊厳死を求める家族と、あくまで延命を主張する病院側とのあらそい。

判決の結果、尊厳死は認められなかった。しかし、家族の控訴を目前にしてこの会社員は、肺血栓塞栓症で亡くなってしまった。
【実行委員長・・・岩波裕太】
27.“癒されない傷−無理解と無意識の裏側で”   −セクシュアル・ハラスメント訴訟 27.“癒されない傷−無理解と無意識の裏側で”   −セクシュアル・ハラスメント訴訟
「わたし・・・、部長からセクハラされました。」
この春、短大を卒業し門脇製菓株式会社に入社した
ばかりの香取伊奈は、自分が配属になった営業部の部長、黒田剣太郎にセクハラを受けたと会社に訴えた。
会社側は調査の結果、セクハラはなかったと判断し、特に対策を施すようなことはしなかった。
その数日後、香取は退職し、黒田に対し不法行為に基づく
損害賠償を、そして会社に対し使用者責任および債務不履行に基づく損害賠償を求める訴えを起こした。

香取は判決により、会社と黒田から損害賠償を勝ち取った。
判決の日から2週間後のクリスマス・イヴ。香取は久しぶりに街へと繰り出した。
「あぁ、今年もあと少しでおわりかぁ。
忙しい1年だったな。・・・あ、雪・・」
白い息を躍らせ帰路につこうとしたところで香取は、その人物に出会ってしまった。黒田は何も言わなかった。
香取は足早にその場を立ち去った。
決して癒されることのない傷とともに・・・。
【実行委員長・・・岩波裕太】
28.“闇 −見えない心の回廊”   −少年犯罪 28.“闇 −見えない心の回廊”   −少年犯罪
当時まだ5歳だった島中理恵が「友達の家に遊びに行く」と
言って家を出たまま行方不明となった。
警察による懸命な捜索活動も空しく東原山の山中でバラバラ死体となって発見された。
住民の不安はにわかに高まり、周辺地域には厳戒態勢が敷かれた。しかしそんな中、小学校2年生になる堀内奈津実、さらに1ヶ月後には小学校1年の林磨紀がバラバラ死体で発見されるという事件が起こった。
それから間もなく、小学校1年生の下原里香の首を締め付けている現場を捜査員に目撃され、ある19歳の男が殺人未遂の現行犯で逮捕された。
男の名は水尾敏彦といった。敏彦は取り調べにおいて一連の女児連続殺人事件との関連性を追及された際、犯行を自供したため、少年法42条の規定により検察から置賜家庭裁判所に送致され、審判の結果、刑事処分が相当と認められたため検察に逆送。
検察は敏彦を置賜地方裁判所に起訴した。

【実行委員長・・・吉田康弘】

   判決   スタッフ
29.“いじめ損害賠償請求事件”   <メビウスの輪>   −ツギハダレニスル− 29.“いじめ損害賠償請求事件”   <メビウスの輪>   −ツギハダレニスル−
平成13年7月2日、置賜市立第三中学校に通う五十嵐舞(4)が同中学校の屋上から自殺を図り全身を強く打ち植物状態に陥った。
その後、舞の家からは遺書が発見されている。

 舞のクラス2年4組では、1学期の始業式からまもなく「ゲーム」という名の行為が続けられていた。
この「ゲーム」とは、クラスの中から一人ターゲットが選ばれ、そのターゲットをある一定の期間、攻撃しつづけるというものである。
その攻撃は、まずクラスの全員によるターゲットの無視に始まる。
その後、ターゲットの持ち物を隠したりターゲットを避けたり、ターゲットとすれ違う時に小声で悪口を言ったりという精神的な攻撃が続く。
そして最後にターゲットに「一緒に遊ぼう」と声を掛け、体育館に連れて行き、ボールを集中的にぶつけるという直接的な攻撃が行われるのである。
そして、これらの攻撃はある一定期間続けられた後、次のターゲットが選ばれていた。

 これらの行為はクラスのリーダー的存在である田中玲美、三沢ひかる、竹内仁絵らによって指示されていたが、クラスの実質的支配者である彼女等に逆らうものはなく「ゲーム」は教師に知られないように進められていた。
そして、このゲームの存在と実態は、舞の自殺未遂と遺書によって明るみに出ることとなったのである。

 舞の両親は、舞が自殺を図り植物状態になったのは田中玲美らのせいであるとして、同三人に対して、また学校がいじめに対する注意義務、防止義務を怠ったとして置賜市に対して、国家賠償法1条、民法709条、同415条の規定により損害賠償を求めて置賜地方裁判所に訴えを起こした。

【実行委員長・・・大山哲也】
30.“強制わいせつ被告事件”   <逆転無罪>   〜360秒の記憶〜 30.“強制わいせつ被告事件”   <逆転無罪>   〜360秒の記憶〜
事件の起こったのは、平成13年9月14日、朝7時50分頃であった。その日、工藤伸二(当時39)は普段のように通勤電車に乗った。

目的地の花笠駅にもうそろそろ着くという時、彼の前に乗っていた女性がいきなり「なにするんですか」と声をあげた。
満員電車の中、揺れによって自分がぶつかってしまったのだと思った工藤が「すみません」と言うと、鞄を持っていた左手を、彼女によっていきなり掴まれたのだ。
そして、そのまま駅事務室へ連れて行かれる工藤。

そして、駅事務室で工藤は、自分が痴漢だと思われている事を知る。
前にいた女性の臀部を触ったとの疑いで、目撃者もいるというのだ。
すぐに鉄道警察官が呼ばれ、その場で工藤は逮捕された。そして、彼の取調べが始まった。

工藤は一貫して無実を唱えた。
しかし、第一審判決は懲役1年6月執行猶予3年の有罪判決だった。
理由は「被害者の証言は、詳細、具体的であって信用するに値する」という短いものだった。
工藤の主張した、左手には鞄を持っていたという証言に対しては「右手で触ることも可能であった」とし、また、被害者との身長差に対しては「満員で身動きの出来ない状態での姿勢であり、不可能とはいえない」と検証結果を無視した。

この判決に対して、工藤の弁護士は不服であるとして、置賜高等裁判所に控訴することとなった。

【実行委員長・・・木下喬介】

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